interview 社員インタビュー

2015年入社補償コンサルタント事業本部用地・測量部 用地・調査課 課長補佐 S・K

2015年入社
補償コンサルタント事業本部
用地・測量部 用地・調査課 課長補佐 S・K

確認申請で携わった家の数は、約500戸。
街の歴史に、私の仕事あり。

どのような業務を行っていますか?

私が担っているのは、住宅等を建築する際の「敷地」の調査や行政への申請業務です。建築条件は敷地の周辺環境や法令上の規制によって異なるため、1件1件調査を行いハウスメーカー等に調査内容を報告する必要があります。
建築プラン決定後に申請図書をまとめて役所へ申請するまでが、私の役目です。

業務のやりがいや難しい点を教えてください。

世の中には一つとして同じ敷地はありません。判断の軸となる建築基準法にも、すべての状況に応じた答えは載っていません。そのため必要に応じて行政の方と相談しながら、最善の条件を導き出します。
行政とお客様(ハウスメーカー・施主)との間に立って協議するのは難しいですが、その分面白く、奥深さがある仕事だと誇りに思っています。
これまで携わった確認申請数は約500戸。車を運転していると、自身が関わった敷地に建った家を見かけることがあり、その度に当時の思い出が蘇ります。自分の仕事が形として残るのは、やっぱり嬉しいですね。

応募者へのメッセージをお願いします。

この仕事は知識と経験の積み重ねが大きな自信になります。
私も入社後は、一級建築士や消防設備等の資格を取得しました。手当の対象となる資格の勉強をしている時期は、定時で退勤できるようまわりがフォローしてくれたため、非常にありがたかったです。
若干特殊な業務内容ではありますが、未経験者の方でも一つひとつ知識と経験を積み重ねていくことで大きな自信・やりがいにつながっていく仕事です。日々努力をして、コツコツ学びを増やしていくことが好きな方ならきっと楽しんでもらえると思います。

2017年入社補償コンサルタント事業本部用地・測量部 用地・調査課 主任 Y・K

2017年入社
補償コンサルタント事業本部
用地・測量部 用地・調査課 主任 Y・K

保育園からの急な呼び出しがある度、
「すぐ行ってあげて」と気遣ってくれる職場。

業務について教えてください。

私が手がけているのは用地測量という分野で、一言でいうと土地の境界線を確定させる仕事です。公共施設などを新設するとき、土地所有者等(権利者)の方から用地買収をする必要がありますが、その際に権利者調査や測量をして「この方が持つ土地はここまで」と範囲を確定させるのが私の役目です。

お仕事のやりがいを教えてください。

以前、歩道橋建設のための測量をしていたとき、地元の方から「ここは車が多いから歩道橋が欲しかったの」と話しかけてもらったことがあります。用地測量は裏方の仕事ですが、街を快適にするために必要とされる仕事なんだと、そのときに感じました。この出来事を通じて抱いた気持ちが、私のやりがいの一つになっています。

ワーク・ライフ・バランスについて教えてください。

私は今、2歳になる子どもを育てながら時短勤務をしています。子育てと仕事が両立できているのは、会社側のサポートがあるからこそ。この前も、保育園から「迎えに来てほしい!」と急な連絡が。申し訳ないと思いながら上司に相談するのですが、いつも「子どものことを優先して」と早退させてくれるのです。
仕事でも、遠出する業務が稀に発生するのですが、育児をしている私のために「急な呼び出しがあってもすぐに帰れる範囲内」という配慮をしていただいています。初の子育てで不安が多い私にとって、この気遣いは嬉しかったです。職場の皆さんの支えには感謝しかありません。

2017年入社文化財事業部 文化財調査課 主任 M・N

2017年入社
文化財事業部 文化財調査課 主任 M・N

「遺跡が好き」。
その純粋な思いが、人生を180度変えた。

四門との出会いを教えてください。

大学でも歴史学を専攻したほど、歴史や遺跡が好きな私。しかし新卒で就いたのは、ホテルのフロントの仕事。淡々と業務をこなす日々に疑問を感じるようになり、転職を決意。大好きな歴史に携わりたいと求人を探した結果、四門に出会ったのです。

現在の業務を教えてください。

担当業務は、遺跡の発掘です。建物の建設前などに、その場所に歴史的な痕跡や工作物がないかを確認し、何かを掘り当てたら時代や歴史的背景を調査して報告書にまとめる役目です。入社してからは毎日が刺激の連続でした。
「趣味を仕事にすると理想と現実のギャップを感じて辛くなる」とよく聞きますが、私は一度も後悔したことがありません。遺跡は、明確な答えがないもの。発掘した土器を自分たちで「お皿として使われていた」と判断しても、その真相は数千年前に遡らないとわかりませんよね。その不確かさを前にしながらも、データや知識を駆使して昔の生活を想像することに、底知れぬロマンを感じるのです。

ワーク・ライフ・バランスについて教えてください。

現在は、仕事と子育てを両立しています。入社2年目で第一子を出産し、今年の秋には第二子の出産も予定しています。そのため上司と相談のうえ、ワーク・ライフ・バランスの配慮をしてもらっています。仕事もプライベートも、休むことすら惜しいと思えるほど、毎日ワクワクの連続です。

仕事のやりがいを教えてください。

遺跡発掘をするとき、何ヶ月もかかる現場もあります。その現場を掘り終わった瞬間は達成感が大きいです。長い期間携わってきた報告書が刊行されたときも嬉しいです。

応募者へのメッセージをお願いします。

好きなことを仕事にすると人生も豊かになるし、仕事のストレスも感じない。素晴らしいことだと思います。皆さんには、やりたいことをやってほしいです。
女性としては、結婚・出産・育児などのライフイベントを通しても働き続けられる環境にある会社だと思うので、そういった要素も踏まえて会社選びをしたいという方にはぜひご応募いただきたいです。

2019年入社補償コンサルタント事業本部業務補償部 東北ブロック M・M

2019年入社
補償コンサルタント事業本部
業務補償部 東北ブロック M・M

一般事務から、補償コンサルタントへ。
資格取得を目指し、日々スキルアップを実現。

四門との出会いを教えてください。

私は中途入社で、前職は測量会社で一般事務をしていました。事務部門で経験を積んでいくつもりだったのですが、用地測量の業務を経験し、その面白さを知ってしまったのです。補償コンサルタントの道でステップアップしたいと考え、転職しました。

現在の業務を教えてください。

入社後は東北支店の技術員として、補償コンサルタントに関する内勤業務や契約事務を担当したり、用地関係の資料作成や土地取得に関する業務を経験させてもらったりしました。

仕事のやりがいを教えてください。

補償契約関係の書類作成は内容が非常に細かく専門知識も必要となるため、大変難しいものばかりですが、経験を積むことで提出期限までに不備なく完成させられるようになりました。今では各拠点の皆さんから困ったことがあれば頼りにしてもらえるようになり、やりがいを持って仕事に取り組めています。

応募者へのメッセージをお願いします。

この業界はスキルと資格を持つことが成長への第一歩。知識があれば性別は関係なく、責任のある仕事を任せてもらえます。四門で活躍する女性も年々増えて、働きやすい環境になりました。私もさらに専門的な業務を行うべく、測量士補の資格取得に挑戦しています。努力した分、知識も増え、活躍できるフィールドが拡がっていく。そんな環境でステップアップしたい方にはぴったりだと思います。
「補償コンサルタントって何?」という人は多いと思います。色々調べる中で必要な知識も多く苦手意識を持つかもしれませんが、突き詰めることが好きな人には向いています。あまり固く考えず、一つの選択肢として補償コンサルタントへの道を考えてみてくれたら嬉しいです。私も前職で最初は経理にいましたが、補償の世界に飛び込んだので。

2017年入社補償コンサルタント事業本部補償1部 補償課 主査 Y・S

2017年入社
補償コンサルタント事業本部
補償1部 補償課 主査 Y・S

補償コンサルタントとは、国の発展を進め、
生活者を守る、課題解決職です。

現在の業務を教えてください。

国や地方公共団体等の起業者が公共事業を進めるために、土地や建物の所有者等の権利者に対し、土地代金や建物移転料を補償することが必要となります。私は業務の中で建物等補償対象物を調査し、補償金額の算定を行っています。公共事業による補償金額は適正かつ公平でなければならず、国が定めた補償基準に基づき責任を持って業務を行っています。

お仕事で意識していることは?

大切なのは、起業者と権利者との間に立って、適切な補償をコンサルティングすることです。
補償基準等に則って補償金額を算出するだけでなく、土地の一部を買収された権利者が残りの土地で従来の生活や事業を継続するためには、どのような補償をすれば良いのか考えることも重要です。
補償基準や関連する法令を参照しながら起業者と協議し、一つひとつの課題を解決することが大切です。

お仕事は大変ですか?

入社6年目の今でも学ぶべきことはたくさんあり、常に様々な法律や知識を勉強しています。日々、先輩や上司の助けを借りながら成長することが求められる仕事であり大変です。

お仕事のやりがいは?

公共事業を裏方として支える専門職という誇りとやりがいがあります。入社するまでは「補償」について何も知りませんでしたが、今では補償コンサルティングにやりがいを持って業務を行っています。

応募者へのメッセージをお願いします。

馴染みのない仕事内容ですので、想像がしづらいと思いますが、実際に働いてみると自分のやりたいことや仕事の面白みが見えてくると思います。補償コンサルタントは様々な分野があるので、自分と合っている分野を見つけてもらうのがいいのかなと思います。

2019年入社補償コンサルタント事業本部技術部 調査1課 主任 G・S

2019年入社
補償コンサルタント事業本部
技術部 調査1課 主任 G・S

名指しで指名発注をもらえたら、1人前。
営業は、現場を支えるお仕事です。

転職後に感じたことは?

「自分自身が提案したもので、お客様から喜ばれる仕事がしたい」と考え、四門に転職しました。入社してみて、補償コンサルタントは国や地方自治体の公共事業に関わる中で、依頼主である施主や施工者だけではなく、土地や建物の権利者に対してもお役に立てる業務であると実感しています。

どのような業務をされていますか?

私が営業として主に手がけているのは、「家屋調査」です。民間開発業者が工事を行うことにより、工事周辺の建物等に影響を与えていないかを確認するうえで必要なものです。家屋調査の受注活動のほか、受注後の依頼主に対する窓口、社内技術者への引継ぎ、工事箇所周辺にお住まいの皆様への対応など、業務は多岐にわたります。

応募者へのメッセージをお願いします。

この仕事で大切なのは、お客様が困ったときに早急な対応を取ること。営業は、売っておしまいではなく、工事現場をまとめるプロデューサーでもあります。主体的に工事現場に出て、近隣の方々の声を拾い、調査依頼主への報告をするなど、スムーズにコミュニケーションが取れるように努めなくてはいけません。
この積み重ねが、お客様からの評価、ひいてはリピート発注へとつながっていきます。そして、会社名ではなく、名指しで発注をしてもらえるような営業へと成長していけるはずです。

2016年入社補償コンサルタント事業本部技術部 調査2課 主任 K・S

2016年入社
補償コンサルタント事業本部
技術部 調査2課 主任 K・S

ときには、重要文化財を調査することも。
全国を車で訪問し、調査する専門職です。

現在の業務を教えてください。

現在の担当業務は、家屋調査です。国や地方公共団体が道路の拡幅や下水道工事などの公共事業を行う際に、周辺の敷地や家屋に対する影響の有無を検討するために必要な仕事です。
調査対象となる家屋にお伺いして、現状での建物の特性を把握できる部分の撮影や、建物の沈下や傾斜などの変化を正確に把握するために必要な数値・データの測定をします。工事前後の2回の調査で、数値の変化を確認していきます。

この会社の魅力を教えてください。

資格取得支援が手厚いことです。例えば、4年間の業務従事で補償業務管理士の受験資格が得られ、会社から研修に行かせてもらえます。補償業務管理士は、この仕事を行ううえで必要な資格です。

お仕事のやりがいを教えてください。

私は東海エリアの案件が多いのですが、社用車を運転して現場に向かう中で、知らない地域に行けたり、関係者以外は立入禁止の重要文化財に調査で伺えたりするのが、この仕事の面白い点です。
現場に向かう車内は、いつもスタッフ2〜3人と雑談で盛り上がり、現場では各自が真剣に集中して作業を行います。このメリハリが心地良く、達成感を味わえる仕事でもあります。
入社してから4年が経ち、「補償業務管理士」の資格を取得できるチャンスも到来しました。それは、業界経験の長い社長が講師を務める専門講義を受けて、認定資格の取得に挑戦するというものです。取得できれば資格手当も出るので、やりがいも十分です。

先輩からは、業務においてどのようなアドバイスを受けましたか?

入社1年目くらいに東京で研修があった際、講師をされていた先輩が「今の自分がいるのはできないことを一つずつ潰していったからだ」と言っていました。昼休憩時に「覚えることが多くて大変です」と話しかけると、「やることが多くても一つずつ潰していけばできるようになるから」とアドバイスをいただきました。

社長はどんな人ですか?

社長自らが研修を行うこともあり、社員との距離は近いと感じています。先生みたいな感覚ですね(笑)。最初に抱いた印象は、まさに「予備校の先生」でした。
研修中は、授業を受けているような感覚でした。内容は非常にわかりやすかったです。

将来の目標・夢はありますか?

まだ資格を持っていないので、業務経験を積んで補償業務管理士を取得したいです。
補償業務管理士は全部で8部門もあるので、長期的な視野を持ち1部門ずつ着実に取っていきたいです。
建築の知識はまだまだ浅いですが、徐々に専門性を高めていきたいと考えています。

文化財事業部 文化財調査課主査 N・M

2021年入社
文化財事業部 文化財調査課
主査 N・M

仕事に対して「真剣」に。

この業界に入ったきっかけは?

子供の頃から歴史が好きでしたが、高校生になってから文献史学と考古学どちらの道に進むか迷っていました。そんな中、考古学に関するニュースに影響を受け遺跡の発掘に携わりたいと思うようになりました。
大学では考古学を専攻し、大学院にかけ学内での発掘調査・整理作業に参加していました。その後、自治体の非常勤職員を経て学芸員となりました。

四門との出会いについて。

学芸員として働いていたのですが、あるとき体調を崩してしまい身体が不自由になってしまいました。そのため通勤することが難しくなり、このまま学芸員として働いていくか悩んでいたところ、先輩からの紹介で四門の面接を受けることにしました。
面接では障害者だからということではなく、自分の経験やできることを伝えました。

四門の印象は?

この業界は非正規雇用の多い業界ですが、正規雇用として雇ってもらえたので安心して働くことができています。また、年配の方が多い業界でもあるのですが、四門の文化財事業部は若い人も多く活気があるという印象です。

現在の業務について。

在宅で、報告書の作成業務を行っています。
「遺跡の発掘」と聞くと、現場で住居跡や土器などを掘り出す作業をイメージされると思いますが、発掘された遺物(土器の破片など)を洗浄し、注記(整理番号を筆で書き入れる)、復元(破片などをつなぎ合わせる)、実測(各部を計測し図面にする)、拓本(遺物に紙をあて、墨を使って、きざまれた文字、模様等を写し取る)といった整理作業を行い、発掘調査報告書(遺跡を発掘調査した結果・成果をまとめて記録した報告書)を作成、刊行するといった作業も「遺跡の発掘」の大切な工程です。
私の主な業務は、遺物を実際に預かって報告書に掲載するものを選別し、詳細な記録を取ることです。それをもとに文化財センターで図化作業を行ってもらい、報告書の図版や本文を作成していきます。そのため、メールやオンラインツールを使い、社員間で連絡をこまめに取ることが重要です。
多くの遺物や図面・写真を見ながら報告書を作成していくので、非常に「根気」のいる作業であり悩むことも多いです。ですが、あるときにふと気づく瞬間があり発見のある仕事なので、そこが醍醐味でもあります。仕事の醍醐味を知るためにも「真剣さ」と「根気」が必要になります。

ワーク・ライフ・バランスについて。

繁閑はありますが、通常は定時に終わります。また休みはしっかり取れているので、四門はワーク・ライフ・バランスは良いと思います。
文化財事業部では毎日夕礼があるのですが、現場が分かれているためオンラインで行っています。夕礼での司会や各現場から届く調査写真の周知を終えると、一日の業務も終了なのでメリハリがあるかと思います。
発掘調査は開発行為が計画されると必要になってくるので、急に忙しくなることもあります。

今後の目標について。

発掘調査では旧石器時代から近代まで、長い時代が対象となるため、すべての時代に詳しくなるというのは難しいものです。
私は縄文時代、中でも晩期の東関東地方を専門にしてきました。今後は今まで得た知識や経験をもとに、若い人が多い文化財事業部をサポートしていきたいです。

応募者へのメッセージをお願いします。

この仕事には「根気」が求められます。とはいえ、言われたことをやっているだけでは面白くないので「探究心」を持って働くことが必要かと思います。
そうすれば、日々小さな発見があり仕事に楽しみを見出せるようになるでかと思います。