あなたの森、放置していませんか?-森林経営管理制度を活用しよう-

あなたの森、放置していませんか?-森林経営管理制度を活用しよう-

■「祖父の代から受け継いだ山。でも、忙しくて何年も足を運んでいない。

気がつけば草木は伸び放題、境界も曖昧になり、どんな木が生えているのかすら分からなくなっている。
「山は持っているけれど、どう扱っていいのか分からない」――そんな感覚を抱えている森林所有者は決して少なくありません。

けれど、放置された森は静かに姿を変えていきます。災害のリスクを増やし、資産価値を下げ、地域の暮らしに負担をかける存在へと。森を所有することは、単なる「土地を持つ」こと以上の意味を持っているのです。

■森林を放置していると何が起こる?

私たちが所有する山や森を長い間そのままにしてしまうと、思いもよらない問題が生じます。
例えば、大雨の際に土砂崩れや洪水が起こりやすくなり、倒木が道路をふさぐといった災害リスク。手入れ不足で動物が増えすぎれば獣害が広がり、農作物被害や生活への影響も出ます。さらに、スギやヒノキの花粉が大量に飛散すれば花粉症の悪化にもつながります。

そして何より、林業そのものが立ち行かなくなってしまう。全国の市町村の約8割が「自分たちの地域の人工林は十分に手入れされていない」と答えている現状があります。これは、地域の森林資源が眠ったまま失われていく危機の表れです。

■所有してる森林の経営や管理はどうすればいい?

森林経営管理制度を活用しましょう!

森林経営管理制度とは、管理ができていない森林について、市町村が森林所有者から経営管理の委託を受け、林業経営に適した森林は地域の林業経営者に再委託し、林業経営に適さない森林は市町村が公的に管理(市町村森林経営管理事業)をする制度のことです。

■四門は何ができるの?

弊社が長年携わってきた補償コンサルタント業務のノウハウは、森林経営管理支援業務でも活用できます。

土地・家屋に関する業務の専門家である土地家屋調査士・補償業務管理士などが多数在籍しているため様々な問題点に対する対応や、合意形成を図るなど「人と人」の折衝業務などのスムーズな業務委託が可能です。

森は持っているだけで価値が守られる資産ではありません。放置すればリスクとなり、管理すれば地域と自分の未来を支える力になります。
「自分の森をどうしたらいいのか」と思ったときこそ、制度や専門家の力を知り、動き出すチャンスです。

ご相談はぜひ四門まで!